「足に体重をかけたときに足首の外側が痛い」
「歩き始めや着地のときにズキッとする」

このような症状がある場合、腓骨筋腱炎(ひこつきんけんえん)の可能性があります。

放置すると痛みが長引き、運動や日常生活にも支障が出やすくなるため、早めの対応が大切です。

この記事では、腓骨筋腱炎の

  • 症状
  • 原因
  • 対処法
  • 自宅でできるリハビリ

についてわかりやすく解説します。

腓骨筋腱炎とは

腓骨筋腱炎とは、外くるぶしの後ろを通る「腓骨筋の腱」に繰り返しストレスがかかり、炎症が起こる状態です。

特に

  • 歩行やランニング
  • 方向転換(ターン動作)
  • 着地動作

などで負担がかかりやすい部位です。

腓骨筋腱炎の主な症状

以下のような症状がある場合は注意が必要です。

  • 足首の外側の痛み
  • 外くるぶし周囲の腫れ
  • 外くるぶしの後ろを押すと痛い(圧痛)
  • 歩き始めや立ち上がりで痛い
  • ジャンプや着地で痛みが出る

特に「動き始めが痛い」のが特徴です。

他のケガとの違い

似た症状として足関節捻挫があります。

腓骨筋腱炎

  • 徐々に痛くなることが多い
  • 外くるぶしの“後ろ”が痛い

足関節捻挫

  • ひねった直後から強い痛み
  • 外くるぶしの“前”が痛いことが多い

※はっきりしない場合は無理せず医療機関へ

腓骨筋腱炎の原因

主な原因は「使いすぎ+負担の偏り」です。

① 使いすぎ(オーバーユース)

  • ランニングやスポーツの繰り返し動作
  • 急な運動量の増加

② 足首の不安定性

  • 過去の捻挫
  • 足首のぐらつき

③ 足の使い方の問題

  • 小指側に体重が乗りやすい(外側荷重
  • O脚
  • 外反母趾
  • 足のアーチ低下(偏平足など)

④ 靴の影響

  • サイズが合っていない
  • クッション性が低い
  • すり減った靴

安静期間と対処法

痛みが強い時期は無理に動かさないことが最優先です。

目安:2〜4週間(状態による)

基本の対処

  • 運動を控える
  • アイシング(10〜15分)
  • サポーターやテーピング
  • インソールの使用
  • 痛みが出る動作を避ける

「痛みを我慢して動く」と長引きやすいです。

日常生活での注意点

改善を早めるためには普段の使い方がとても大切です。

  • 長時間の歩行・立ちっぱなしを避ける
  • 急な方向転換を控える
  • クッション性のある靴を選ぶ

荷重のコツ

歩くとき・立つときは、母趾(親指)側も使って支える意識が大切です。

足の内側の筋肉も使いやすくなることで、足裏のバランスが整い、腓骨筋の負担軽減につながります。

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自宅でできるリハビリ

※痛みが落ち着いてから行いましょう

① タオルギャザー

足のアーチを支える筋肉を鍛えます。

方法

  1. 椅子に座る
  2. 足元にタオルを置く
  3. 足の指でたぐり寄せる

ポイント

  • 母趾をしっかり使うこと

② つま先立ち

足首とアーチの安定性を高めます。

※余裕があれば、つま先立ちのまま後ろ歩きも効果的です。

方法

  1. 足を肩幅に開く
  2. ゆっくり踵を上げる
  3. 10秒キープ

ポイント

  • 母趾の付け根に体重を乗せる

③ 内転筋トレーニング

内側荷重を作りやすくします。

方法

  1. 両膝にボールやタオルを挟む
  2. 軽く力を入れて閉じる
  3. 10分キープ

受診の目安

以下の場合は医療機関の受診をおすすめします。

  • 2週間以上痛みが続く
  • 腫れが強い
  • 歩くのもつらい
  • 捻挫との区別がつかない

まとめ

腓骨筋腱炎は、使いすぎ+足の使い方のクセによって起こります。

改善のポイントはシンプルです。

  • 痛い時期はしっかり休む
  • 外側荷重を減らす
  • 足の機能を整える

早めに対応すれば、比較的改善しやすい症状です。

無理をせず、できることから取り組んでいきましょう。

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