「腕が上がりにくい」
「腕が重たい」

このような悩みはありませんか?

肩の動きが悪くなる原因は一つではなく、筋肉・関節・姿勢など複数の要因が関係しています。

今回は、肩関節の動きが悪くなる原因と改善のためのリハビリ方法を分かりやすくまとめました。

肩関節について

肩は「肩関節」だけで動いているわけではありません。

  • 肩関節(腕の関節)
  • 肩甲骨
  • 背骨(体幹)

この3つが連動して動くことで、腕はスムーズに上がります。

どこか一つでも動きが悪くなると、肩全体の動きが制限されます。

肩が上がらなくなる主な原因

① 筋肉のアンバランス

筋肉は

  • 硬くなる筋肉(ブレーキ)
  • 弱くなる筋肉(アクセル)

があり、このバランスが崩れると動きが悪くなります。

特に多いパターン

  • 胸・背中の筋肉 → 硬くなる
  • 肩甲骨を支える筋肉 → 弱くなる

② 肩の疾患

以下のような疾患も原因になります。

  • 五十肩(肩関節周囲炎)
  • インピンジメント症候群
  • 腱板損傷
  • 骨折や手術後
  • 片麻痺(脳卒中など)

痛みが強い場合は無理に動かさず、医療機関での評価が重要です。

③ 動かさない期間がある

  • 骨折後の固定
  • 手術後の安静
  • 麻痺による不動

こうした状態が続くと、
肩甲骨周囲の筋肉が急激に弱くなり、動きが悪くなります。

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腕を上げるときの体の仕組み

腕を上げる動きは3段階に分かれます。

  • 0〜60°:肩関節がメインで動く
  • 60〜120°:肩甲骨が動き始める
  • 120〜180°:背骨(体幹)も参加する

つまり、肩甲骨が動かないと90°以上は上がりにくいのがポイントです。

肩を安定させる重要な筋肉

ローテーターカフ(回旋筋腱板)

肩を安定させるインナーマッスル

  • 棘上筋
  • 棘下筋
  • 小円筋
  • 肩甲下筋

この筋肉が弱くなると
「引っかかる感じ」や「不安定感」が出ます。

肩甲骨を安定させる筋肉

特に重要なのが

  • 前鋸筋(かなり重要)
  • 僧帽筋

よくある崩れ方

  • 前鋸筋 → 弱い
  • 胸や首の筋肉 → 硬い

結果

  • 肩甲骨がうまく前に出ない
  • 腕を上げると肩がすくむ

日常生活で気をつけるポイント

意外とここが一番重要です。

  • 猫背の姿勢を続けない
  • 長時間スマホ・PC姿勢を避ける
  • 横向きで同じ肩ばかり下にしない

姿勢が崩れると、運動しても元に戻りやすくなります。

姿勢が気になる方は、こちらの記事も参考にしてみてください。

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自宅でできるリハビリ

※痛みが強い場合は無理をしないでください

① 前鋸筋トレーニング

肩甲骨を安定させる基本運動です。

方法

  1. 両手を組んで前に挙げる(できる範囲でOK)
  2. 肩甲骨を前に押し出す
  3. 20秒キープ

ポイント

  • 体は動かさない
  • 背中を軽く丸めるイメージ

② 肘の曲げ伸ばし

肩甲骨を安定させたまま動かす練習です。

方法

  1. 肩甲骨を前に出した状態を作る
  2. 肘をゆっくり曲げ伸ばし(5回)

ポイント

  • 肩甲骨が後ろに引けないようにする

③ 両手を組んで上げる

安全に可動域を広げる方法です。

方法

  1. 両手を組む
  2. 肘を曲げた状態から上に挙げる

④ 両手を上げる

両手を外に開くように大きく上げることで、肩のインナーマッスル(ローテーターカフ)まで働きます。

方法

  1. 手のひらが正面に向くように両手を上げる
  2. 手のひらが後ろを向くように腕を後ろに引く

まとめ

肩が上がらなくなる原因の多くは

  • 筋肉のアンバランス
  • 肩甲骨の動きの低下
  • 姿勢の崩れ

です。

特に重要なのは、肩甲骨を安定させること(前鋸筋)

無理に腕を上げるよりも、土台(肩甲骨)を整えることが改善への近道です。

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