平らな道を歩いているのに、足が引っかかってつまづいてしまう…そんな経験はありませんか?
年齢のせいだと片づけてしまいがちですが、実は“姿勢の崩れ”や“足指の使い方”が関係していることが多いのです。
放っておくと転倒のリスクにもつながりますが、原因を知って対策すれば改善は可能です。
今回は、つまづきやすさの原因と改善するためのリハビリ方法についてまとめました。
つまづきやすさの原因とは?
つまづきやすさの原因は一つではありませんが、特に多いのが 前かがみの姿勢 と 足指が浮いてしまう状態(浮き指) です。
これらは歩くときに足がしっかり上がらなくなり、ちょっとした段差や平地でもつまずきやすくなってしまいます。
前屈みチェック

正しい立位姿勢の重心線は、耳垂→肩甲骨の肩峰→大腿骨の大転子→膝関節の全面→くるぶしの約2㎝前方です。
背筋の筋力低下により、前かがみの姿勢になると重心線は前方に傾きます。
上体反らし
上体反らしは背筋の筋力が必要になります。

- うつ伏せで両手を腰で組む
- 顎を引いた状態で頭を持ち上げる
- 床~おでこの距離を測定する
床~おでこの距離が10㎝以下:背筋の筋力不十分
足の指チェック
浮き指

浮き指とは、立っているときや歩いているときに足の指が地面に接地しない、または指先に力が入っていない状態です。
浮き指になる原因は、足の指の筋力低下です。
足趾グーパー

足の指をしっかりグーパーできるかどうかで足の指の筋力をチェックします。
これが難しい場合、歩行時に足の指を使えていない可能性があります。
自宅できるリハビリ
胸張り上体反らし体操
肩甲骨を寄せて腰を伸ばすことで、背筋の筋力を改善します。

- 椅子に座り両手を頭の上に載せる
- 両腕を開いて胸を張り、腰を伸ばした状態でゆっくり呼吸をしながら10秒キープ
タオルギャザー
タオルを使って足の指をグーパーさせることで、歩行時に地面を蹴る力を改善します。

- タオルの上に足の載せる
- しっかりグーをしてできるだけタオルをたくる
- しっかりパーにしてから繰り返す
まとめ
つまづきやすさの原因である姿勢の崩れや筋力のチェック、改善するためのリハビリ方法について簡単にまとめてみました。
もっと詳しく知りたい方のために、おすすめの書籍も紹介しておきます。
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