体の不調に悩む方が、少しでも楽に過ごせるように。
その想いで、一人ひとりに寄り添ったサポートを行っています。

小川雅弘
主な資格‐作業療法士
2012年ボバース上級講習会受講

高陽中央病院・JA尾道総合病院で12年間勤務後、妻の病気をきっかけに2017年「かなえるリハビリ」を創業しました。

長年の臨床経験から、病気を除く多くの不調は、加齢や生活習慣による筋力低下が原因だと考えています。

特に呼吸や姿勢を支える“コア(横隔膜・腹横筋・多裂筋・骨盤底筋群)”の衰えが多くの不調につながることを実感し、コアを整え、身体の土台から改善するアプローチにこだわり続けています。

現在は、YouTube・ブログ・セミナーなどを通して、「身体の不調で悩む方」や「臨床で悩む療法士」に役立つ情報も発信しています。

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創業までの道のり

私は、2007年に高陽中央病院で作業療法士として働きはじめ、ボバース記念病院、誠愛病院、イギリスのボバースセンターでボバースコンセプトを学びました。

※ボバースコンセプトとは、ICFの考え方に基づく総合的なリハビリアプローチで、ハンドリングをはじめとする様々な方法を通じて、対象者の潜在能力を最大限に引き出すものです。

ボバース上級講習会を終えた年に娘を授り、転機を迎えます。

妻に持病があったことから、地元で子育てをするため職場を変える決断をしました。

すると患者様から「三原市まで行くからリハビリを続けてもらえないか?」と声をいただきます。

当時は起業という発想はなく、ただ必要としてくれる方を大事にしたい。

その思いで週末に実家の一室を使って自費リハビリを始めました。

口コミで利用者が増えるにつれ、家のトイレ前や駐車場で待っていただく状況に申し訳なさを感じ、会社員でありながら自宅兼店舗を購入しました。

しかし、新居に移って10日後、妻がスーパーの駐車場で倒れ、勤務先の病院に運ばれてきます。

診断は脳出血(左被殻出血)。すぐに開頭外減圧と血種除去の手術となりました。

翌日からのリハビリは私が担当し、2ヵ月で自宅に退院。失語症や注意力の低下は残るものの、身の回りのことは自分でできるまでに回復しました。

退院後は家族以外との交流がなく、妻に生きがいを持ってほしいと考え、1年後、一緒に働ける場として自費リハビリを本業にしました。

そして今に至ります。