寝起きの腰痛・膝の不安定さは内ももが原因?1日1分の簡単トレーニング
「寝起きに腰が痛い…」
「立ち上がるときに膝が不安定…」
そんな不調、年齢のせいだと思っていませんか?
実はその原因、内ももの筋力低下(股関節内転筋)かもしれません。
股関節内転筋は、腰や膝の安定に深く関わる重要な筋肉です。
ここがうまく働かないと、姿勢や動作のバランスが崩れ、痛みにつながります。
仰向けに寝たときにこんな状態はありませんか?
- 足が自然と開く
- つま先が外に倒れる
ひとつでも当てはまる方は要注意です。
この記事では、運動が苦手な方でも簡単にできる内転筋トレーニングをわかりやすく解説します。
股関節内転筋が膝・腰に与える影響
股関節内転筋とは

股関節内転筋とは、以下の筋肉の総称です。
- 恥骨筋
- 薄筋
- 短内転筋
- 長内転筋
- 大内転筋
主に「足を閉じる」動きで働きますが、それだけではありません。
- 骨盤の安定
- 歩行時のバランス調整
- 体幹との連動
といった、体の土台を支える役割を担っています。
膝への影響
内転筋が弱くなると、脚が外に開きやすくなります。

その結果…
- 膝が内外にブレる
- 体重のかかり方が偏る
こうした状態が続くと、次のような膝トラブルにつながります。
- O脚
- 変形性膝関節症
- 半月板損傷
- 腸脛靭帯炎
- 鵞足炎
- 側副靭帯損傷
つまり、内転筋は膝の“ブレ止め”の役割をしています。
腰への影響
股関節内転筋は、以下の筋肉と連動して働きます。

- 横隔膜
- 腹横筋
- 多裂筋
- 骨盤底筋群
これらは「インナーユニット」と呼ばれ、いわば天然のコルセットです。
内転筋が弱ると…
- 骨盤が不安定になる
- 体幹の支えが弱くなる
- 腰まわりの筋肉が過剰に緊張する
結果として、慢性的な腰痛の原因になります。
内転筋力チェック(簡単セルフチェック)
日常の姿勢から、内転筋の状態をチェックできます。
当てはまる数が多いほど、筋力低下の可能性があります。
仰向け(背臥位)

- 足が肩幅より開く
- つま先が外に倒れる
- 足首が内側にねじれている
椅子に座った状態

- 背もたれに頼りっぱなし
- 膝が開く
- 足の内側に体重が乗らない
- 体が左右どちらかに傾く
- つい足を組みたくなる
1日1分でOK!内転筋トレーニング
最もシンプルで効果的なのが、
「寝て足を閉じるだけ」のトレーニングです。

方法
- 仰向けに寝る
- 両脚をそろえる
- 軽く内ももに力を入れて閉じる
- その状態を1分キープ
ポイント
- 内ももと下腹部に軽く力が入る感覚を意識
- つま先は真上(足首は中間位)
- 腰に力を入れすぎない
- 呼吸は止めない
→「頑張る」よりも「じんわり効かせる」がコツです
よくあるNG
- 強く締めすぎて腰が反る
- 太ももの前ばかり使う
- 呼吸を止める
これでは逆効果になることもあるので注意しましょう。
膝が曲がっている方への工夫
変形性膝関節症や拘縮がある方は、脚が外に倒れやすくなります。

その場合、
- 膝の下にクッションを入れる
- 膝裏の隙間を軽く埋める
ことで、無理なく安全に行えます。
効果を高めるコツ
習慣化しやすくするために、タイミングを決めましょう。
おすすめは:
- 寝る前
- 起床直後
- ストレッチのついで
また、慣れてきたら…
- タオルやクッションを挟む
- 座った状態で軽く膝を閉じる
といった応用も効果的です。
まとめ
股関節内転筋は、腰や膝の安定に欠かせない重要な筋肉です。
今回のポイント
- 内転筋が弱ると膝・腰の負担が増える
- 簡単な姿勢チェックで弱さが分かる
- 1日1分のトレーニングで改善できる
運動が苦手な方でも続けやすい「1分習慣」です。
まずは1週間、試してみてください。
体の変化をきっと実感できるはずです。
