自費リハビリを開始するにあたり、ブランディングについて考えたことはありますか?
自費リハビリで利用者を増やすには口コミが重要ですが、ブランディングができていないと口コミが起こりにくくなります。
ブランドが確立すると「○○で困ったときはあの店に相談しよう」という共通の認識になるので、ブランド作りは最も重要です。
ブランディングとは?
ブランディングとは提供するサービスについて利用者に共通のイメージを認識させて、サービスの価値を高めることを言います。
自費リハビリは同じ事業者だけでなく整体、カイロプラクティックなど同業種が多く存在します。
その中から選んでもらうためには、利用者にとって最も価値があると思えるブランド作りが必要です。
自費リハビリのブランド作りで考えること
①情緒的価値(精神的に得られる価値)
情緒的価値とは、サービスを利用することでどんな気持ちになるかです。
サービス内容よりも、サービスを受けたことで得られる体験の方を伝えていきます。
②独自性
自費リハビリでは、療法士独自の強みを活かすことで、他の保険外サービスと差別化できます。
リラクゼーションやもみほぐしを売りにすると、整体やマッサージと差別化できません。
③共感性
共感性とは、サービス提供者の「こう思われたい!」と利用者の「こう思う!」が一致することです。
利用者の声を聞いて、情緒的価値を高めながらブランドを構築していくということになります。
ブランド要素の構築
ブランド要素として重要なのは、屋号とキャッチコピーです。
屋号の決め方
屋号は、見て何の店かがすぐわかることで覚えてもらいやすくなります。
横文字でおしゃれな名前をつけても、何の店かが伝わらなければ、覚えてもらうまでに時間がかかります。
わかりにくい名前やありきたりな名前は、利用者が選ぶときの基準になりません。
例えば、足に悩みがあった場合に○○整体と足専門整体のどちらを選びますか?
屋号以外にそれぼど違いがなければ、おそらく後者を選ぶと思います。
足専門という名称にすると足に問題がある方しか来てもらえないように感じますが、足のことで結果を出せば、他の依頼も増えます。
明確に差別化することでチャンスは増えると思います。
キャッチコピーの作り方
キャッチコピーとは利用者に興味を持ってもらうための宣伝文句のことです。
サービスを受けることによって得られる価値、他店と異なる独自性、利用者に寄り添える共感性をまとめて宣伝文句を作成します。
自費リハビリの場合は、リハビリによって得られる独自の価値を共感してもらえることが重要です。
キャッチコピーを考えるポイント
- どんな方にどうなって欲しいかが具体的にイメージできているか?
- 利用者が気絶するほど魅力的な提案ができているか?
- 他店と圧倒的な差別化ができているか?
キャッチコピーの例
- カーブス:女性だけの30分健康体操
- コナミスポーツクラブ:「私に合う」がきっと見つかる。
- ライザップ:結果にコミットする
- ゴールドジム:筋肉は一生ものの服
- ドクターストレッチ:まだ一人でストレッチ?
まとめ
ブランディングについて簡単にまとめてみました。
私の場合は、リハビリを屋号に使ったことで地域の整体と差別化ができ、新聞や雑誌などのメディアに取り上げてもらうことができました。
もっと詳しく知りたい方のために、おすすめの書籍も紹介しておきます。