今回は指先の痛みや変形が起こる変形性指関節症の予防や痛みを緩和するためのリハビリ方法についてまとめてみます。
変形性指関節症について
変形性指関節症とは、指の骨と骨の間にある軟骨がすり減ることで、指の関節に腫れや痛み、変形が起こる病気の総称になります。
指をよく使う方や更年期の女性に多く、半数は2~3年で症状が落ち着くと言われています。
治療
テーピングや装具での固定、消炎鎮痛薬、湿布薬や塗り薬、飲み薬などにより炎症と痛みを抑えることが通常ですが、痛みが強い場合は手術が適応になることもあります。
関節リウマチとの違い
関節リウマチが指の第2関節(PIP関節)から変形が起こるのに対して、変形性指関節症は第1関節(DIP関節)から変形が起こります。
また関節リウマチは全身の病気であるため指以外の関節にも痛みや変形が起こります。
変形性指関節症の種類
変形性指関節症には様々な症状がありますが、最も多いのがへバーデン結節と母指CM関節症の2つになります。
へバーデン結節
初期には人差し指から小指の第一関節が腫れ、軟骨のすり減りが進むことで痛みや変形が起こってきます。
関節にコブのようなものができる粘膜嚢腫が見られることも特徴です。
痛みにより日常生活に支障をきたした場合は、関節固定術という手術を行うことがあります。
母指CM関節症
初期には物をつまむときや瓶の蓋を開けるときなど母指に力を入れたときに、手首と親指の間あたりに痛みが起こります。
進行すると親指が外に飛び出して見えるようになり、親指を広げる動きが難しくなります。
痛みにより日常生活に支障をきたした場合は関節形成術という手術を行うことがあります。
自宅でできるリハビリ
変形性指関節症で大切なのは、指の負担を減らすことと指の痛みを抑えることになります。
手のひらのトレーニング
手のひらの虫様筋、骨間筋といった筋肉を鍛えることで、手のひらを使いやすくし、指への負担を減らします。
- 輪ゴムを人差し指から小指にはめる
- 全ての指をゆっくり開く
- 指をしっかり開いた状態で30秒キープ
- ゆっくり閉じるまでを3回行う
テーピング
へバーデン結節では痛みがある関節にテーピング又は絆創膏を2、3周巻いて保護します。
血流が悪くなるほどきつく巻かないようにして下さい。
CM関節症の場合は、テーピングでの固定が難しいので、整形外科で処方される装具やサポーターを使用することが望ましいです。
まとめ
へバーデン結節、母指CM関節症といった変形性指関節症の症状やリハビリ方法について簡単にまとめてみました。
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