腕を上げたときに肩の外側がズキッと痛む…。

「五十肩かな?」と思っていませんか?

その痛み、四辺形間隙症候群(QLSS)の可能性があります。

あまり知られていませんが、見逃されやすい原因のひとつです。

この記事では、原因・見分け方・セルフチェック、そして自宅でできるリハビリ方法までわかりやすく解説します。

四辺形間隙症候群とは

四辺形間隙症候群とは、肩の後方にある「四辺形間隙」というスペースで腋窩神経が圧迫されることで起こる症状です。

この神経は

  • 肩の外側の感覚
  • 三角筋(腕を上げる筋肉)の働き

に関わっています。

そのため圧迫されると

  • 肩の外側の痛み
  • 感覚の鈍さ
  • 腕の上げにくさ

といった症状が現れます。

原因

四辺形間隙は、以下の筋肉に囲まれています。

  • 小円筋
  • 大円筋
  • 上腕三頭筋(長頭)

これらの筋肉が硬くなることで神経の通り道が狭くなり、圧迫が起こります。

主な原因

  • 肩の打撲や外傷
  • 上腕骨骨折後の影響
  • 長時間のデスクワーク
  • 投球やスパイクなどの繰り返し動作
  • 猫背・巻き肩

症状の特徴

四辺形間隙症候群は動作時の痛み+感覚異常がポイントです。

よくある症状

  • 腕を上げると肩の外側が痛い
  • 上着の着脱で痛む
  • 洗髪がつらい
  • 肩の外側が鈍い・違和感がある
  • 重だるさが続く

セルフチェック(感覚チェック)

両肩の外側(三角筋の部分)に手のひらを当てて比較します。

チェックポイント

  • 片側だけ感覚が鈍い
  • 冷たく感じる
  • 左右で違和感がある

→ このような場合は、腋窩神経の影響が疑われます。

五十肩との違い

四辺形間隙症候群

  • 動かしたときに痛い
  • 安静時は比較的楽
  • 感覚の異常がある

五十肩(肩関節周囲炎)

  • 何もしなくても痛い
  • 夜間痛がある
  • 徐々に動かなくなる

夜間の痛みがある場合は五十肩の可能性が高いです

夜中に肩が痛い方へ|五十肩の回復過程と対処法 「肩が痛くて寝られない」「腕が痛くて上がらない」 このような症状があると、五十肩を疑う方は多いのではないでしょうか? ...

自宅でできるリハビリ

ポイントは腋窩(脇の下)周囲の筋肉をゆるめることです。

① 痛みが強いときのストレッチ

無理なく行うことが大切です。

方法

  1. テーブルにタオルを置く
  2. 両手を乗せる
  3. ゆっくり前にスライドする
  4. 腋窩が伸びた位置で30秒キープ

② 痛みが軽いときのストレッチ

少し負荷をかけて伸ばします。

方法

  1. 肘を曲げて壁に腕をつける
  2. 体重を軽くかける
  3. 腋窩を伸ばす
  4. 30秒キープ × 2〜3回

③ 姿勢の見直し

再発予防には姿勢が重要です。

  • 背中を丸めすぎない
  • 肩が前に出ないようにする
  • 長時間同じ姿勢を避ける

日常生活での注意点

日常生活では、痛みがある肩の負担を減らすことが大切です。

  • 痛みが出る動作を繰り返さない
  • 無理に腕を上げ続けない
  • 作業の合間に休憩を入れる
  • 横向きで痛い肩を下にして寝ない

まとめ

四辺形間隙症候群は、腋窩神経の圧迫によって起こる肩の外側の痛みです。

  • 腕を上げると痛い
  • 感覚の鈍さがある
  • 五十肩とは症状が異なる

ストレッチや姿勢改善で改善が期待できるケースも多い疾患です。

ただし、

  • しびれが強い
  • 力が入りにくい
  • 症状が長引く

このような場合は、医療機関での評価をおすすめします。

無理のない範囲で、継続してケアしていきましょう。

「首・肩まわりが気になる方へ」

頭痛や肩こりがつらい方に。
首や肩まわりをやさしくほぐしたい時に使いやすいローラーです。

無理に押し込まず、
心地よい強さでケアすることがポイントです。

▶︎ 詳細はこちら