自費リハビリで起業がしたいけど、どれぐらい技術が必要なのかと思いませんか?
リハビリ技術が高いほど事業が上手くいくと思いがちですが、それだけでは難しいと思います。
自費リハビリでの起業に向けて、どのようにキャリアを積んでいくことが望ましいかを考えてみたいと思います。
資格取得は必要ない!
民間資格や認定資格の取得については、将来自分が進みたい分野であれば持っておいて損はないと思います。
そもそも資格とは雇われるときに有利になる肩書きなので、独立を目指しているのであれば、あまり必要ありません。
資格取得は短期的な努力で達成感や安心感が得られますが、資格取得が目的にならないようにしなければいけません。
磨くべき2つのスキル
日々の臨床で知識や技術を磨くことは、誰もが認識していることだと思いますが、努力の仕方を間違えないようにしなければいけません。
教科書的な知識は本を読めばすぐに頭に入りますが、手技やコミュニケーションスキルは毎日の積み重ねによって技術が向上します。
週末にセミナー参加して新しい知識を得ると、レベルアップした気になりますが、毎日の臨床で基本の技術を磨くことの方が重要に思います。
リハビリ技術
技術に関しては、起業になるとリラクゼーションのような技術を磨く方が多いですが、関節可動域運動(ROMex)で効果を出せる方が差別化しやすのではないかと思います。
人とは違った特殊な技術がなくても、養成校で学んだ基本の技術を熟練させ、安定した効果を出すことが重要です。
コミュニケーションスキル
- 相手の気持ちや立場を配慮した関わり方ができる
- 相手に距離感を合わせることができる
- 言葉や態度から相手の伝えたいことが理解できる
- 相手の理解や価値観に合わせて話し方を調節できる
利用者との良好な関係を長く続けるには、まず話しやすいということが大切です。
利用者は身体や生活の悩みを解消するためにセラピストを必要としているので、雑談だけのコミュニケーションではいけません。
信頼関係の構築には、利用者が困っていることに根拠を持って丁寧に説明できることが重要です。
ライザップも重視している!
ライザップのトレーナーは、コミュニケーションスキルが高い人や人当たりのいい人しか採用しないと言われています。
トレーナーとしていくら実績があっても、コミュニケーションスキルが低い人は採用しないそうです。
技術は誰でも身に付けることができますが、「この人と一緒なら頑張れる」「この人に褒めてもらえるように頑張ろう」と思わせる関わり方はなかなかできないそうです。
独立前に職場での信頼関係構築
患者様だけでなく、職場の医療従事者と良好な人間関係を築いておくことは、後のキャリアにとって非常に重要です。
職場では、話しやすいことや誰とでも分け隔てなく付き合えることだけでなく、セラピストとして信頼される必要があります。
職場の医療関係者にリハビリと言えば○○さんという信頼が得られていれば、独立した後も頼りにしてもらえるように思います。
まとめ
リハビリ技術、コミニケーションスキルともにすぐには身につかないので、日々磨いていくことが重要です。
結局は毎日の仕事をどれだけ大事にしてきたかが、今後のキャリアや人間関係につながるように思います。