「お腹についた脂肪がなかなか取れない」「お腹だけ出て痩せない」という悩みはありませんか?
このような場合、内臓脂肪が溜まっている可能性があります。
内臓脂肪は、生活習慣病を引き起こす原因になるので早めに対処することが望ましいです。
この記事では、内臓脂肪が溜まる原因や見分け方、落とし方についてまとめてみます。
ぽっこりお腹の原因とは?
ぽっこりお腹の原因は、皮下脂肪と腸の周辺にたまる内臓脂肪です。
男女ともに40代半ばから、ホルモン分泌の低下とともに過度に摂取した脂肪を皮下脂肪に誘導できなくなり、内臓に脂肪が溜まるようになります。
内臓脂肪は、血圧を上昇、糖代謝を低下させるので高血圧、糖尿病、脂質異常症、動脈硬化症の誘因となり、更には脳梗塞、心筋梗塞を発症しやすくなります。
内臓脂肪が溜まる生活習慣
- 食べ過ぎ
- 運動不足
- 睡眠不足
- ストレス
- 不規則な生活
- 過度な飲酒
自律神経が乱れると、代謝機能や血流が低下して脂肪をため込み、徐々に体がやせにくい状態になります。
皮下脂肪と内臓脂肪の違い
皮下脂肪の特徴
- 下半身の皮下に脂肪がつきやすく「洋なし体型」になる
- 女性につきやすい
- 関節に負担を与えるが病気には直結しない
- つきにくく、落としにくい
- 指で脂肪をつまめる
内臓脂肪の特徴
- 内臓があるお腹周りに脂肪がつくので「りんご体型」になる
- 男性と閉経後の女性につきやすい
- 動脈硬化の原因になる
- つきやすく、おとしやすい
- 指で脂肪をつまめない
脂肪が体に溜まる順番
エネルギーとして消費しきれなかった糖質が中性脂肪として溜まり、まず皮下脂肪になります。
更に余った中性脂肪が内臓の周りに溜まって内臓脂肪になり、更に筋肉や臓器に溜まることを異所性脂肪と言います。
異所性脂肪の脂肪肝になると、肝機能が低下して生活習慣病を発症しやすくなります。
内臓脂肪セルフチェック
ウェスト測定
メジャーを使い、へその高さの腹囲を素肌の上から測定します。
あくまで目安ですが、以下の数値を超えると内臓脂肪が溜まっている可能性が高いです。
- 男性85㎝以上
- 女性90㎝以上
お腹をつまむ
お腹の脂肪の張りで皮下脂肪と内臓脂肪を鑑別することができます。
お腹に軽く力を入れた状態でへその周りをつかんでみます。
- 皮下脂肪タイプ:深くしっかりつかめる
- 内臓脂肪タイプ:薄くしかつかめない(たいこ腹)
自宅でできるリハビリ
速足ウォーキング
30分以上の有酸素運動が脂肪の燃焼に適しています。
少しきついと感じるぐらいの運動で脂肪が燃焼しやすいので、速足でのウォーキングやジョギングがおすすめです。
スクワット
筋トレを行うことで基礎代謝がUPします。足腰を中心に全身を効率よく使用するスクワットがおすすめです。
- 両手を前に伸ばし、足は肩幅程度に開いて立つ
- 背筋を伸ばした状態で、椅子に座らない程度に両膝を曲げる
- 両膝を曲げた状態で10秒~20秒キープ
食事の工夫
内臓脂肪を減らすには、食事内容の見直しが重要です。
- 揚げ物などの高カロリーな食品を控え、豆腐や野菜などの低カロリーな食品を摂取する
- 朝昼晩の3食をきちんと食べることで1回の食事量を減らす
- 間食を野菜スティックなどカロリーが低いものにする
- 間食で甘い物を食べたら、食事で炭水化物を減らす
まとめ
内臓脂肪のチェックとリハビリ方法について簡単にまとめてみました。
- ぽっこりお腹の原因
- 皮下脂肪と内臓脂肪の見分け方
- 内臓脂肪セルフチェック
- 自宅でできるリハビリ
加齢に伴い筋肉量が減ると脂肪が燃焼できず蓄積します。
毎日少しずつ運動しましょう。
もっと詳しく知りたい方のために、おすすめの書籍も紹介しておきます。