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肘の内側がズキズキ痛い!内側上顆炎(ゴルフ肘)の原因と自宅でできるリハビリ

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物を持つときや引き戸を開けるとき、ゴルフのスイングなどで肘の内側に痛みを感じることはありませんか?

これは内側上顆炎といい、肘の内側の筋肉に炎症が起こっている可能性があります。

今回は内側上顆炎の原因と改善するためのリハビリについてお伝えします。

内側上顆炎について

内側上顆炎とは、手首や肘の使い過ぎにより、肘の内側の筋肉が付着する部分に起こる炎症のことです。

ゴルフの無理なスイングにより発症することが多いので、ゴルフ肘とも言います。

肘の内側にある前腕屈筋群の急激な収縮、肘を支点に前腕が外側に引っ張られることでの靭帯や神経の持続的なストレスが原因で起こります。

内側上顆炎の症状

肘の内側に付着する手首を曲げる筋肉(橈側手根屈筋、尺側手根屈筋、長掌筋、円回内筋)の炎症が原因なので、手首と肘を手のひら側に曲げると痛みが出ます。

症状が悪化すると安静時痛や手首のしびれを感じることもあります。

日常生活での痛み

  • 物を持って持ち上げる
  • 引き戸の開け閉め
  • 介助動作
  • 釘を打つ作業
  • ゴルフのスイング
  • 指先を使う細かい作業

内側上顆炎のテスト

圧痛テスト

内側上顆炎は肘を伸ばした状態で、肘の内側の突き出た部分あたり(筋肉の付着部)を押すと痛みがあるのが特徴です。

手関節屈曲テスト

指はグーで、手首を手のひら側に力を入れて曲げると、肘の内側に痛みが走ります。

変形性肘関節症

変形性肘関節症は、加齢や肉体労働、野球肘、テニス肘といった肘への負担が長年続くことによって肘の軟骨がすり減り、関節が変形する病気です。

症状は肘の痛みや腫れ、進行すると曲げたり伸ばしたりが難しくなります。

変形性肘関節症が進行すると肘の内側にある尺骨神経が圧迫されて、薬指と小指のしびれや麻痺(鷲手変形)が起こります。これを肘部管症候群といいます。

肘部管症候群のテスト(肘屈曲テスト)

肘関節最大屈曲位・手関節最大背屈位で3分間保持して、薬指と小指にしびれが出現したら陽性です。

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自宅でできるリハビリ

手首と肘のストレッチ

手首を反らすことで肘の内側の筋肉を伸ばします。

  1. 手のひらを上に向けて腕を前に伸ばす
  2. 手のひらと指を持って、手首を反らす
  3. 手首をできるだけ反らした状態で30秒キープ

肩のストレッチ

肩の筋肉を使いやすくすることで肘への負担を減らします。

  1. 痛みがある方の腕を前に伸ばす
  2. 反対の腕で肘を抱え込み、手前に引き寄せる
  3. 手前にできるだけ引き寄せた状態で30秒キープ

まとめ

肘の内側に痛みが起こる内側上顆炎の原因とリハビリ方法について簡単にまとめてみました。

もっと詳しく知りたい方のために、おすすめの書籍も紹介しておきます。

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