技術

セラピスト必見!虫様筋握りの作り方!日常生活を見直すことが習得の近道

徒手療法やハンドリング技術の向上には、虫様筋握りの習得が必須ですが、習得に苦労されている方は多いのではないでしょうか?

私は、日常生活で正しくものを持てない状態で、リハビリ中にだけ患者様を正しく持つことは難しいと考えています。

ものを持つときは、手の機能に応じて持ち方を無意識に選択しているので、普段から正しく手を使うことが重要に思います。

今回は虫様筋握りの習得につながるように、日用品の機能的な持ち方についてお伝えします。

虫様筋握りとは

対象者を持つ際は、虫様筋が働きやすいように手掌(特に尺側)をしっかり当てて把持します。

手の形はMP関節屈曲位、IP関節伸展位で虫様筋が働きやすいと言われてます。

虫様筋が働きにくい持ち方の特徴

  1. 手関節が尺屈し、示指~小指が閉じて指尖を当てる
  2. 母指IP関節が屈曲し、母指で物を押さえつけたり引っかけたりする

ものを持つ際に、どちらかもしくは両方当てはまる場合は、持ち方を見直すことをおすすめしています。



日用品の持ち方

今回は持つ頻度が多く、持続時間が長いと思われる物をピックアップしてお伝えします。

ペットボトルの持ち方

  • 手関節中間位で示指~小指を外転
  • 4指のDIP関節~指腹をペットボトルに当てる
  • 母指はIP関節伸展位で指腹をペットボトルに軽く添える

スマホの持ち方

  • 手関節中間位で示指~小指を外転
  • 母指球と中指~小指の指腹でスマホを軽く挟む
  • 示指はMP関節軽度屈曲、IP関節伸展位で指全体をスマホに添える

車のハンドルの持ち方

車のハンドルは前方に少し傾斜がついているので、手のひら全体で握ると手関節が尺屈し、示指~小指が閉じてしまいます。

  • 手関節中間位で手掌尺側を当て、手掌撓側は当てない
  • 手掌尺側のしわで挟むようにして、環指と小指でハンドルを握る
  • 示指と中指はしっかり外転し、指全体をハンドルに添える
  • 母指は指腹をハンドルに軽く添える

セラピストの手を作る!虫様筋握り3つのポイント リハビリテーションや介助での対象者の持ち方は、虫様筋握りが基本とされていますが、正しく持てていない方が多いように思います。 ...

まとめ

虫様筋握りは虫様筋が強化されるほど安定します。

今回ピックアップしたもの以外にもコップ、茶わんなど様々な日用品がありますので、いろいろ試してもらえたらと思います。

また、セラピストが日常生活から正しく手を使うことは、手のリハビリを行うときの詳細な評価やアプローチにもつながります。

ご自分で行って上手くいかない場合や正しくできているか分からない場合は、気軽にご相談下さい。